共創ワークショップ「未来の教育を考える」をGINZA 456で開催!
レポート
大学生16名と「未来の教育」を考えるワークショップを実施
2025年3月30日(日)にGINZA 456(B1イベントフロア)にて、大学生16名とKDDI社員が参加するワークショップを開催しました。
このワークショップでは、未来の教育について意見を交わし、自分たちが考える教育のあり方を考えました。参加者は活発な議論を重ねた後、ブロックを使って、理想の授業を形に。当日は、熱のこもった対話と、若い感性から生まれた創造的なアイデアが多く見られ、未来を担う世代の力強さが感じられる一日となりました。
大学生が描いた「未来の授業」
ワークショップには、大学1年から大学院1年までの16人が参加し、サステイナブルな未来にちなみ、「宇宙」「海洋」「大地」という3チームに分かれました。各チームにはKDDIの社員も加わりました。
前半の「思い出を探る!」というワークでは、現在の教育や小中高校生時代の教育を振り返って、一人ひとりの夢を叶えるために効果的だったことや、そうでなかったことを洗い出し課題や目標を確認。その結果を踏まえ、続く「未来を妄想する!」というワークでは、自分が思い描く未来の教育の方向性を妄想して、新たな切り口や表現方法を考え、チーム内で発表しました。

「こんな未来がくるかも!」というワークでは、妄想した未来を具現化する手助けとして、KDDIから、さまざまな企業が未来に向けて行っている取り組みやアイデアがどのように未来の教育につながるのかを紹介しました。

ブロックで「未来の授業」を形に。
前半での気づきを経て、いよいよ大学生たちが思い描く「理想の授業」の形を具体的にするため、「こんな未来にしたい!」というワークを行いました。このワークでは、未来の教育に期待することや解決してほしいこと踏まえ、「具体的な授業内容は?」や「どんな場所で授業を行うか?」、「評価方法は?」など授業の詳細をグループに共有しました。

最後は、グループでまとまった意見をブロックで表現しました。楽しみながらも真剣に手を動かし、自分たちのチームの考えを形にしていきます。
「チーム宇宙」の理想の教育テーマは、「半学半教の環境で実践的な学びをすることで、バックグラウンドに関わらず自己効力感を持つ」ということ。自己効力感とは、未来の自分を肯定すること。そのための授業アイデアとして挙げたのが、さまざまな人が集まり知を共創して、「自分自身の映画をつくる」というものです。


「チーム海洋」の理想の教育テーマは、「多様な機会と個性の尊重、そして先生と生徒の良い関係性」です。教室内がフラットで、先生と生徒がともに教え合ってともに学び合える、そんな空間をつくることを理想に掲げました。授業は、「仕事を教える授業」、「社会を知る授業」、「未来を知る授業」の3つを行います。どんな仕事があることを知り、その周りにある社会を知り、さらに自分たちが大人になったときに生きていく未来を学んでいくという思いを込めました。


「チーム大地」の理想の教育テーマは「補助輪がある本番」です。自分の生き方を決めるとき、補助輪があるから転ぶことを恐れなくていいという意味が込められています。そして授業アイデアにしたのが、「理想の人生を歩むことができる人生ゲームを通じた授業」です。まず自分の人生で何をやりたいかを決めて実行し、それが本当にやりたいことであれば突き進み、違うと感じたら選び直すことができる、ゲーム感覚を取り入れた授業です。


GINZA 456の目指す「共創」
ワークショップでは、それぞれが考える「理想の未来の教育」やそのために必要なアプローチ、解決すべき問題など多様な視点がありました。同時に、一人ひとりの”声”から生まれる気づきや問いが、新たな学びをもたらしてくれました。ワークショップを通じて、参加者が未来を主体的に考え、ともに考えること。それがGINZA 456が目指す“共創”の第一歩です。
GINZA 456では、誰もが思いを実現できる社会に向けて、これからも未来を担う若い世代とともに、未来社会を共創していきます。
